白い月〜destiny〜

そして 徐々に二人は惹かれあっていく。


なんか…僕達みたいだな。


「僕達」というのは語弊があるか。

僕は美月を好きだけど…。


美月は…?


僕の事をどう思ってるのだろうか。

ただの友達か。

ただの知り合いか。

僕の事を好きってことはないよな。


ちらりと美月の横顔を盗み見ると 映画の世界にすっかりとはまっているようだった。

それからスクリーンに目線を戻した僕は いつの間にか映画のストーリーにはまっていったのだった。