『今なら、鈴璃に可愛い仮装をさせほうだいだよ』
香織が、
衣装作りを務める女生徒達に贈った助言。
ここがチャンスと、
衣装の予算は有志カンパにより倍に引き上げられ、
図案はリテイクに次ぐリテイクで、思い切り趣味に偏ったメイド服が完成された。
「はい、草壁さん。着てみて」
それはフリフリ。
きゅっと搾って、たるんと緩ませ、いやもう立派な出来であった。
「前に見せてもらったデザイン画と違うようだけど」
指摘する鈴璃。
が、クラスメイトは逃がさず鈴璃の腕をとる。
がっちりと。
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