すぐさま、自分の自転車を取り出す鈴璃。 すごい速さで荷物をくくって、自転車に乗る。 香織は、そんな鈴璃につきあって電話をたたみ、自分も急いで自転車を出してやる。 「じゃあ、また明日ね。急ぎすぎて事故にあわないでよ」 「あなたもね」 親友どうしの挨拶。 お互いがペダルに足を乗せるの見て、それぞれの家へ漕ぎ出した。