さらに、
その2名を選ぶ選挙というのも、
ここしばらく、
会長と副会長候補はコンビで選挙戦を戦うのが慣例になっているようで、
会長の意向がそのまま執行部作りに反映される。
というわけで、
鈴璃は書記のような仕事をしているだけで、書記ではない。
だから、
鈴璃は、同級の香織にも事実のまま答えた。
「別に、私が書記というわけではないの」
「どう見ても書記でしょ、それ」
香織は、鈴璃の前に積まれた紙の山を指差した。
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