「だめだよ、そんなっ」 姉の発言に、高志はぶるぶると首を振った。 一緒にライトもぶるぶる揺れる。 「…………」 説得しても時間の無駄なので、鈴璃は黙って高志の方へと向かった。 ガラガラガラッ。 半端なくガラス戸を全開。 高志の両肩をつかんで身体ごと自分にむける。 「わっ」 瞬間、高志の目に入っただろう鈴璃のオールヌード。 が、それは本当に瞬間。 高志は目を固く閉じ、いけないものを見ないようにしていた。