「ありがとう」 「ありがとー」 姉弟の声がそろう。 離れて見ていた両親に、弟は、大皿にのった焼きそばを落とさないようによちよち歩きで報告しに行く。 「もらったよー」 「すごいな」 「良かったね」 嬉しそうな弟を見て、嬉しい鈴璃。 それをまた、隣の店の店員が見ていた。 「草壁さーん、こっちにも来てー」 「弟君もー」 呼ばれる。 「??」 弟は、焼きそばを持ったまま鈴璃のところに戻ってきた。 「こっち、こっちー」