「こわいねー」 「そうね」 楽しんでいる弟と、 怖がりながら、弟を楽しんでいる姉。 最後、死神の鎌の下をくぐりぬけると出口だった。 「ご来場、ありがとうございました」 化け猫耳と尻尾の生徒に見送られて廊下へ。 明るい場所意戻った弟は、両手を上にあげて背伸び。 「あー、面白かった」 素直で最高評価の感想を口にする。 「お姉ちゃんは、どうだった?」 「そうね。よくできてた」 そっと、弟の背から手を離す鈴璃。 つまんでいた指先をちょっと見て、言う。 「お母さん達のところに戻ろう」 「うん」