「先生、まだ変なこと考えてますね?」 なんとか止められないそれを妨げようと、高志は弓倉の前に手をだしてバタバタとふる。 そのとき、ふいに窓一面が光る。 落雷。 学校のすぐ近く。 間を置かず轟音が続き、全てのガラス窓が一斉に振動する。 ズドーーーン。 ガタタタッ。 「わっ」 高志は、思わず目を閉じ身を硬くした。 (しまった、また先生に笑われる) そう思い、慌てて目を開けなおす。 「先生?」 弓倉は、高志の手を色が変わるほど強く握りしめ、高志以上に固まっていた。