「よしっ」 「行ってこいっ」 何故か、まわりのクラスメイト達が鈴璃の行動に許可を出す。 鈴璃は携帯を閉じた。 友人達に言う。 「みんな、おつかれさま。私はここで」 「おつかれー」 やたらにいい笑顔で見送られて、 鈴璃は更衣室を出た。 早足で向うは、弟達がいる場所。 同じ校舎の下の階。 鈴璃の自由時間が始まる。