「電車に乗って~、何処行こっか。遊園地?動物園?あ、一緒になったのがいいか。ああ、でも美術館いいかも。ああ、でもでも、博物館もいいかも。ああ~、図書館もいいかも。って、図書館だけじゃつまらないか」
「ちょ、勝手に話し進……」
「ぅう~、…よし、決めた!絶対に決めた!!何が何でも決めた!!」
「…だから……」
「水族館に行こう!水族館!!いいよぉ~、魚は悠々と泳いでるし、その上を大きなマンタが空を飛ぶように泳いでてさ!ペンギンなんか、よちよち歩いてて、あれは堪んないねぇ~ッ☆」
「…も、もしもーし……」
「来週の土曜日、ショウも一日暇だよね?だからその日に行こう!てか、絶対に行く!」
「…あのぉ……」
「ここから徒歩で西京駅、そこから電車で小森駅まで。でもって、また歩いて品海水族館に到着~」
「……」

まだ、つらつらと来週の土曜日の予定を話すアキちゃん。
本当は前々からこの計画を立てていたんじゃないかってくらいに、喋りに喋る。



そして、彼此10分経過…