「こんにちはっ。あ、高城先輩も…」
「未月ちゃんこんにちはー。あたし別に慧に変な事してないからね?」
「高城にされてもなびかないけどな」
「酷い!」
「あはは」

未月ちゃん可愛いなぁ
あたしが男の子だったら絶対好きになる。とか思っちゃう

「…あ、期末、1番だったね」
「はい。慧先輩も!」

「…………」

うう、1年と3年の学年1位同士の会話、入れないよう!!

「俺に何か用、有った?」
「え、あっ、えっとね…」

未月ちゃんは少し恥ずかしそうに俯いた

「今日も補講、有りますか?」
「補講?…有ったかな…」
「あ、今日は補講無いよ?大村先生も仲田先生も出張だから」
「無い、らしい」

慧が答えると、未月ちゃんの顔はぱあっと明るくなった
あ、可愛い

「じゃ、その、今日、一緒に帰りませんかっ」

可愛いなぁ未月ちゃん。ほんと可愛い

「良いよ。HR終わったら行こうか?」
「えっ、良いですよ何か恥ずかしいしっ。こ、校門で待ってて下さい!」
「そう。じゃあ校門で」

慧は心なしか笑顔に見えた
あのポーカーフェイス慧が
確かに未月ちゃんみたいな可愛い女の子が彼女でしかも後輩だったら嬉しいなぁ…