「…………」

朱雀さんの言う事は正論だったので、爽樹は黙り込んだ

「雪姫、仲間外れにしてごめんね、でも雪姫の事を考えて出した結果なんだよ」
「私は別に、反対していませんよ」
「雪姫…」
「お世話になりました。後々春樹が五月蝿いと思いますけど、宜しくお願いします」

「良いの?」
「卓真、朱雀さんの言う事は正しい」
「いや、それはそうだけど雪姫的には良いのって話…」
「藁間も限界だろ。親父さんに勘付かれない様にすんのは」

不満げな卓真を慧が静かになだめた

「また何かあれば」
「うん。有り難う」