「「あの話」?どの話?」

周さんが陸と出て行くと、カップに口を付けながら卓真が言った
朱雀さんはゆっくりとカップをテーブルに置くと、息を吐きながら椅子にもたれた

「あぁ、うん。 はぁ――――…………」






随分長い間が開いた

痺れを切らせた卓真が口を開こうとしたその時、のけぞっていた朱雀さんは私達に向き直った
そして






「雪姫にはこの話から抜けて貰います」








「私…?」