「冬希…知春にはね好きな人がいたの。 真季君っていう年上の彼氏。 けどね真季君は二年前に事故で亡くなってしまった。 知春はずっとその悲しみを一人で抱えてた。 ある日私だけに打ち明けてくれたのに… 力になってあげれなくて…。 今頃真季君に会えて知春は幸せかなぁ。 でもね…絶対に死を選んでほしくなかった。 真季君の事を想っているなら真季君の分も楽しく幸せに生きてほしかった。」 冬希は黙って私の話を聞いていた。