『その歌好きなんだ。歌って。』 そう言って私の隣に寝そべった。 知春はそれから特に話す事もなく 目を閉じ私の歌を聴いていた。 私も構わず自分の世界に入って歌っていた。 この日から私と知春は 時々屋上で一緒に過ごすようになった。