「もしかしてあなたが風夏さん?」 振り返ると知春とよく似た キレイな女の人が立っていた。 「知春がお世話になっていたみたいね。あなたの話聞いていたのよ。」 その人は知春のお母さんだった。 「知春と仲良くしてくれてたみたいで…本当にありがとう。」 優しく微笑んだお母さんの目は真っ赤だった。