三年生になって六ヶ月が過ぎた頃。 変化は徐々に起こっていた。 この頃からなぜか知春は一人で考え込む事が多くなった。 前にも増して口数が減り よく空を見つめていた。 きっと真季君の事を考えているんだろう。