ビー玉の少女、ねぇ。
空すっごい悩んでたな。

「あ~あ、どうしたらいいかな~」

空は年齢的には2番目だけど
中身とか本当大人だと思う。
優雅さんより・・・
これ言ったら怒られそ。

すんなり俺らに
甘えてくれればいいんだけど、
空に限って、

・・・・・・・

ないね、絶対。

ふとカレンダーに目が行った。
「あ」
1週間後は優の誕生日だ。
「やっば、忘れてた」
でもちょうどいい機会かも。
空と優仲いいし、
空の気分も少し晴れるかも。

ん?ちょっとまて?
今って空、優平気なのか・・・?

「あ~難しいな~」

いや、悩んでてもしょうがないっ!
優の誕生日を機会に
空に元気出してもらおう!

俺は当日の夕飯を考えるために
キッチンに行った。
「あぁ綾乃ちゃん」
「あっ輝、どうしたの?」

綾乃ちゃんは知らないのかな?

「来週優の誕生日なんだよ」
「えぇっ!?」
「やっぱ知らなかった?」
「う、うん・・・そっかぁっ
何あげよっかな~」

さっそくプレゼントのことを
考えてるんだろうか。