綾乃ちゃんたちも
行ってしまった。

つまり・・・
俺はまなちゃんと2人きり。
俺はぼーっと歩いていると、

「あ、あの!遥君!」
まなちゃんがいきなり
俺を呼んだ。
「ん?どうしたの~?」

俺は俺のキャラで答える。

「好きなの!良かったら
あたしと付き合ってくれないかな?」

きたよ、告白。
今までされたことは何回もある。
そのたびに可愛く振れば、
相手も笑って俺の前から去った。
陰で泣いてんのかしらないけど。

1回振れば諦める。
そう思ってた。

「あーごめんね?
俺、今彼女とかいらないんだぁ」

まなちゃんは一瞬
顔を引きつらせた。
そして返ってきた言葉は
俺の予想した言葉じゃなかった。

「そっかぁ・・・
でもまだチャンスあるよね!?」
「え?」
「だって好きな子いないんでしょ?
なら遥君に好きになって
もらえるように頑張る!」

いやいや、
頑張ってもらっても・・・

俺の頭の中では
軽くパニック状態突入。