ん~今何時・・・
時計を見ると9時を回っていた。

今日綾乃来たっけ?
そう思いながらキッチンへ行った。

「あっ優おはよう」
輝は食器を洗ってた。
「・・おはよ」
「朝ごはんそこにあるよ」
「・・・うん、綾乃は?」

ガシャンッ

輝が食器を落とした。
そして俺を見た。
「・・・何?」
「優の口から女の名前・・・」

そう言えば沙羅以外に
呼んだことなかったか。

「まぁ俺も人だし」
この説明でいいのかな?
「そうだね・・・」
いいのか。

「綾乃ちゃんは学校行った」
「・・・へ~」
「空が付き添いで」
「・・・ほ~」
「でも心配だな~」
「・・・ふ~ん・・・なんで?」

「なんでって・・・」

「優は相変わらず鈍感だな~」
優雅さんが濡れた髪を拭きながら来た。

「いじめられっかもしんねぇから」
「なんでっすか?」
「俺らがいい男だから」

またこの人は・・・