「遥、じゃーな!!」


「遥君っ!!またねーっ!!」




帰りにはいつも俺に
こういう声がとんでくる。



「みんな、ばいばーいっ!!」



その声に俺は
笑顔で答えるんだ。

これは今の日常。




そしてこれからする話は
俺が小学校6年生の頃の話。



その頃の俺は、


学校に行く足が重かった。


今の学校ではクラスの人気者。




人気者にだって



暗い過去だってあるよ。

特別に教えてあげるね。