「あんたが起きないのが悪いんでしょ!?」
「優しく起こさないお前が悪い」
「あんた何様よ!?」
「俺様」
「さいってぇ」

「大体あんたはその態度が・・・」
説教を始めた。
ほんっと男前な性格。

そう考えながら綾乃に近づき、
綾乃のあごを持つ。

「何よ!?」
「あんまぐちぐち言ってっと・・・

襲うよ?」

言ってやった。
笑みを浮かべながら。

ドスッ

「いってぇ・・・」
綾乃の拳が俺の腹にジャストミート。
「・・・お前・・・」

「さっさとキッチン行きなさいよ!!
変態かつ俺様男が」

一言言ってから部屋を出て行った。

「なんだよ・・・あの女」

少し興味を持ったのは、
あいつにむかついたからだ。

俺はそう思った。