周りから見れば、
俺がダントツで寝起き悪そうだろう。

「実際起床5時だったり」

でも早く起きたら
朝飯作んのめんどくせぇ。
だから輝が来るまで静かに暇つぶし。

「もうそろそろか」

時計を見て呟く。

コンコンッ

来た。

「おい!優雅!さっさと起きろ!」

ん?
輝って声高かったっけ?
聞こえたのは綺麗なソプラノ。のはず。

「おい!聞こえてる!?」

綾乃・・・か。

「聞こえない」
「聞こえてんじゃん!?」
「聞こえませーん」

ガチャッ

扉から綾乃が入ってくる。

「お前なぁ・・・俺様が着替えてたら
どうすんだよ」

「知らないわよ!」