「なんでもいいだろ!!
ってかさっさと寝ろ」

空を引っ張って
ベッドに連れて行った。

いや、行こうとした。

「・・・は?」
勢いがありすぎだのかもしれない。
俺の力がありすぎだのかもしれない。

ボフッ

「・・・もっと優しく運べ」
「・・・は!?」

空はベッドの上。
いや、俺引っ張っていくつもり。

え!?てか浮いた!?
俺が空を投げたことになる。

「ちょっと待て!お前何キロだよ!?」
「ん・・・確か55とか」

こいつは大体175だから。
「お前もっと食え」
「それって普通
女子に言う台詞じゃね?」

そう言いながらベッドに潜る空。

まぁ今は空の体重はどうでもいい。

「てかお前なんで遥に
あげたんだよ」
「何を」
「ビー玉」
「・・・遥言ったのかよ」
「さっきすれ違ったときにな」

ビー玉の話は大分前に知ってるけど。

「いいだろ別に」

ペシン

「病人を叩くな」