「・・・・・」

「・・・・・」

俺は今迷っている。
空の部屋に入ろうか
入るまいか、と。

でもあいつ馬鹿にするかもな。
“優雅がお見舞い?
なんか悪いものでも食べた?”

やっべ腹立ってきた。

でもなぁ・・・
普段俺の馬鹿話聞いてもらってるし。

「ぁぁぁぁぁ~」

頭を抱えて座り込む。

ガチャ・・ごんっ

「ってぇ!!」

突然頭に痛みが。
「・・・何」

「・・・空」
何ってこっちが言いてぇよ!!

「なにがだよ」
「部屋の前で奇妙な
叫び声しないでもらえるかな。
寝れないんだけど」

・・・やべ。

「はいはい、悪かったな」
「てか何で俺の部屋の前?
・・・ぁ、お見舞い?笑」

にやっと笑う空。

やっべぇ・・
こいつまじでドSだ。