「はぁ・・・」

何回目だっけ。
そんなこと気にしてる場合
じゃなくて・・・

空、大丈夫かな・・・

え?
おせっかい?
分かってるよ、んなこと。

「でもさぁ・・・
仕方ないじゃんか~」
「何が」
「うわぁぁっ!」

顔を上げると
首を傾けた優がいた。
ぶっちゃけ
今1番会いたくなかったかも。

「優か、びっくりしたよ」
「ん、ごめん?」
「いや、いいよ」

あ~ほんっとびびった~。
優が綾乃ちゃんを、ねぇ・・・

でも優?
世の中にはタイミングって
ものがあってね?
今は駄目だよ~・・・
KY?使い方微妙に違うな。

「何百面相してるの?」
「え、してた?」
「おもしろかった」

あ~~~~~
パシンッ
自分で自分の頬を叩く。

「・・ぃってぇ」
「・・・大丈夫?」
もうちょっと弱く叩けばよかった。