「改良しないとな」
一見ピアスに見えるコレは、発信器を兼ねていた。
あたしは、睡眠薬を入れられて、倒れる直前に発信器を作動させたのだ。
高遠先輩には、その前に、1人で頑張るとタンカをきったけど、それとこれは違う問題だ。
あたしの身に何か起きた時だけ、発信器を作動させることになっている。
今回も、コレのおかげで高遠先輩が来てくれた。
あたしは、放心状態だった。
いまだに、まとわりつく孔明師範の陰。
久しぶり再開した、遼の本心。
あたしの未熟さ。
高遠先輩が、あたしを抱え立ち上がらせようとしてくれた。
あたしは、されるがままに立ち上がり、歩こうとしたが、足がもつれ、うまく1歩が出せなかった。
放心状態のあたしを見て、高遠先輩が、あたしを抱き上げた。
あたしの頭の中には、いつまでもいつまでも、孔明師範と遼の笑い声が聞こえていた。
「欄っ!しっかりしろ!欄っ!」
高遠先輩が、声をかけていたことさえも聞こえていなかったのだ。
あたしが、落ち着きを取り戻したのは、また病院のベッドだった。
1日入院することになった。
肩も診てもらった。
激しい運動は禁止だったのだけど、今回かなり動かしてしまったので、処置と痛み止を打ってもらった。
「欄、起きてるか?」
病室に高遠先輩が入って来た。
「あ、おはようございます。すみません」
「もう夜だよ。大丈夫か?」
高遠先輩は、近くにあった椅子に座って、あたしを見た。
「大丈夫ですよぉ。明日から、また仕事頑張りますから」
声には張りがなく、単調な音程で、話していた。
「そのことなんだけどな。欄、今回の事件からは外れろ。今のお前じゃ、戦力外だ」
高遠先輩に言われたが、あんまりショックじゃなかった。
「はい」
素直に返事もしていた。
「仕事には来てもいいが内勤だ」
「はい」
あたしが、あまりにも素直なので、高遠先輩は不安に感じたようだった。
一見ピアスに見えるコレは、発信器を兼ねていた。
あたしは、睡眠薬を入れられて、倒れる直前に発信器を作動させたのだ。
高遠先輩には、その前に、1人で頑張るとタンカをきったけど、それとこれは違う問題だ。
あたしの身に何か起きた時だけ、発信器を作動させることになっている。
今回も、コレのおかげで高遠先輩が来てくれた。
あたしは、放心状態だった。
いまだに、まとわりつく孔明師範の陰。
久しぶり再開した、遼の本心。
あたしの未熟さ。
高遠先輩が、あたしを抱え立ち上がらせようとしてくれた。
あたしは、されるがままに立ち上がり、歩こうとしたが、足がもつれ、うまく1歩が出せなかった。
放心状態のあたしを見て、高遠先輩が、あたしを抱き上げた。
あたしの頭の中には、いつまでもいつまでも、孔明師範と遼の笑い声が聞こえていた。
「欄っ!しっかりしろ!欄っ!」
高遠先輩が、声をかけていたことさえも聞こえていなかったのだ。
あたしが、落ち着きを取り戻したのは、また病院のベッドだった。
1日入院することになった。
肩も診てもらった。
激しい運動は禁止だったのだけど、今回かなり動かしてしまったので、処置と痛み止を打ってもらった。
「欄、起きてるか?」
病室に高遠先輩が入って来た。
「あ、おはようございます。すみません」
「もう夜だよ。大丈夫か?」
高遠先輩は、近くにあった椅子に座って、あたしを見た。
「大丈夫ですよぉ。明日から、また仕事頑張りますから」
声には張りがなく、単調な音程で、話していた。
「そのことなんだけどな。欄、今回の事件からは外れろ。今のお前じゃ、戦力外だ」
高遠先輩に言われたが、あんまりショックじゃなかった。
「はい」
素直に返事もしていた。
「仕事には来てもいいが内勤だ」
「はい」
あたしが、あまりにも素直なので、高遠先輩は不安に感じたようだった。

