それから…

「ん~…眠い。」
とゴシゴシ目をこする私。
『また寝不足?』

「うぃ…」

『寝不足娘が…』
と桃美。

すいません…。



すると…
『は~い!みんな、座って~!!』
と鮎川先生。


『みんなに嬉しいお知らせッ♪』
とやけにテンション高いあゆちゃん。

『何?どーしたの??』
と和輝。

『ンフフ…』

『もったいぶらないで早く言ってよぉ~』
と女子。


『転入生ッ♪』
とあゆちゃん。


『「は…?」』
と…みんな。

『だ~か~ら!転入生が来るのッ!!』


………。


『「えぇーーッ!!」』

と…みんな。

反応遅いけどね…。

『男?女?』
と男子。

『ンフフ…男子のみんなッ!!喜んでッ♪』
『『…?』』

『お・ん・な・の・こッ♪』

とあゆちゃん。


『『おっしゃー!!』』
と声を重ねる男子。


何よ…。
まるで私達が可愛くないみたいに喜んで…(怒)

すると…。
『ったく!しょーがないよね!!男子ってッ!こんなに魅力的な女子が沢ッ山居るのにねッ!!!』

「アハハハ~…ですよねぇ~……。」
と私。


お嬢さん(桃美)…目が怖いよ……。




でも、転入生…どんな子だろう?
可愛いかな??

まぁ、仲良く出来たらイイなぁ~。

と思っていた私だった。

そして数日後…

『座って~』
と鮎川先生。
そして…
『入ってッ♪』
と鮎川先生。

そこに入って来たのは…
『転入生ですッ♪』
とあゆちゃん。


『初めまして。大久保優奈(オオクボユウナ)ですッ!!』

みんな目が点。

だって、、、

『「めっちゃ可愛い~」』
と声が揃ったみんな。



こりゃまた、えらいべっぴんサンが来たよ…

……。

…男子は目が危険。
危ない目をしてるよ…君達……。


少し時間が空くと優奈ちゃんのまわりは人がいっぱい。

まぁ、特に男子が独り占めしてるけど…。


「あれじゃぁ、話かけらんないね…」

『ん~…まぁ予想以上の可愛い子ちゃんだし?』