「早いわね、梨紗ちゃん。」

「いえッ…!」


隆介のお母さんの顔を見ると涙が出てくる。
思わず目を反らしてしまった。


「今日は梨紗ちゃんに渡したい物があって…」

「…!?」

隆介のお母さんはバッグから小さい箱を取りだし

「はい!」

あたしに渡した。

「ありがとうございます。」