「さすがだな 早くその娘を助けないとヤバいんじゃないか?」


ジェイソンが余裕の笑みを浮かべて言う。


ジェイソンに一瞬気をとられた時、レオンの首に腕が回った。


カサンドラだ。


レオンに飛ばされたカサンドラは戻ってきてレオンの首にものすごい力で絞める。


レオンが手を振り上げるとカサンドラはいとも簡単に床に身体を打ちつけた。


「殺せ」


牢屋の番人の野獣たちにレオンが冷たく言い放つとカサンドラは野獣たちに囲まれて見えなくなった。


「血も涙もない男だな?」


ジェイソンが皮肉めいたように言う。


「お前もわざわざ私に殺されに来たのか?」


誰もが後ずさるほどの冷酷な声でレオンが言う。