「ティナ、うれしいな」


耳元でレオンの低音の声がする。


「レオン、どうしてわかったの?驚かそうとしたのに」


レオンの腕の中でくるっと向き直る。


「君の血は遠くからでもわかるよ 隣の部屋にはエミリオ、アメリア、ダーモッドもいるね?」


「すごい・・・・」


ティナは驚いた。


「あぁ・・・彼らは去っていく 私たち2人だけにしてくれたようだ」


レオンに膝の裏をすくわれ、抱き上げられる。


そして執務机の大きなイスに連れて行かれた。


ティナはレオンの膝の上に座らされたまま身動きが出来ない。