そんな事がありながら3人は城の中を散策する事になった。


ほとんど人、いやヴァンパイアには会わなかったが会うとティナを見て深くお辞儀をする。


「アメリア、どうしてあたしにあの人たちはお辞儀をするの？」


深くお辞儀をされればティナも立ち止まって同じようにお辞儀をする。


「それは、ティナ様がご主人様のフィアンセでいらっしゃるからです」


「フィ・・・アンセ？」


ポカンと口を開けてアメリアを見る。


「フィアンセも知らないのかよ　ケッ」


ダーモッドが憎まれ口をきく。


今日は機嫌が悪いのか・・・？


最近はティナ様を守る事に生きがいを感じていたはずなのだが。


アメリアはダーモッドを睨みつつ考える。