「お母さんは…もうお父さんや私の事、嫌いになっちゃったの?」 お母さんと目があう。 私が駄目な子だから… いけない子だから… 嫌いになったのかもしれない。 そんな私の考えとは裏腹に、お母さんは優しく微笑んでいた。 「いいえ。嫌いになんてなるわけないじゃない」 「お父さんは?…」 「変な事聞くんじゃないよ!!大好きに決まってるだろ…。」 お父さん…お母さん……。 じゃあ、なんで?