帰りの車の中はとても静かだった。 でも、行きの時の静かさとは又違っていて… そこには、何も喋らなくてもいいような… そんな、暖かい空気が流れていた。 唯一聞こえるのは、 エンジンの音と、 自分の心臓の音だけだった。