「ハァ…ハァ…」 どれぐらい走っただろう。 この真っ暗な世界を。 私の頬は…いつの間にか濡れていて… 涙でいっぱいになっていた。 こんな時… 1人は嫌だ。 誰かに… 誰かのところに… 行きたい。 『大丈夫だよ』って… 言ってほしい。 1人は… 嫌。 でも… 頼れる人なんて… 誰もいない。 1人で暗い世界を 歩いた。