「舞……」 太郎が近づいてくる。 「りゅ…竜君」 二人の顔が近づく。 唇が重なる。 私達は無我夢中で唇を合わせた。 まるで…何かを忘れようとしているかのように…。 太郎の手が私の腰から下にいっている時だった…… ガラガラガラ――…… 生徒指導室のドアが開いた。 私達はとっさに離れた。 「佐々木―!何してんだぁーお前は早く帰れ」 入ってきたのは生徒指導の中山先生だ。 「は~い…さようなら」 竜君が帰ってからは中山先生と私の2人だけなので部屋の中は嫌な沈黙が流れた。