7日目の恋




「なんで、お前いるん?」





「陽を待ってたの!!もぅッ置いてかないでよー」



頬を少し膨らまして、こっちを見る。






「なあ…恵美子、いつも言ってるだろ?俺に構うなって…お前は他の友達といなきゃ駄目だろ…」









そうだ…こいつは、他の奴らといるのがいい。
たとえ幼なじみでも…俺に、かまわない方がいい。





「何それー…ずっと待ってたのに……じゃあ、もういいよぅ。1人で帰るからッ」







そう言って、先に歩いてく。














これも…こいつの作戦。


いつもの―…




分かってるのに引っ掛かる。