会いたかった人… 何故か、 ずっと話がしたかった人―。 「桐谷先生…」 なんで、先生がここに?? ドクン…。 ドクン…。 又だ…… また、胸が苦しいよ。 「何してんの?」 先生の低い声が私の耳を通る。 熱くなる。 私の頬。 「べ…別に~」 上手く話が出来ない。 「せ…先生こそ、何してるの?」 先生と目が合う。 眼鏡の奥の黒い瞳。 「別に~」 私と同じ事を言って笑う先生。 胸がキューッてなった。