ラブレター

それから私たちは大会で互いに意識するようになり、目と目が合っては軽く会釈するようになっていた。

だけれど照れ臭くて言葉も交わさない。。ラブレターの事情を知らない周りから見たら、私と加藤君が目配せする姿はおかしいだろうから、加藤君が一人でいる時に会釈したりした。


当然、私のひそかな恋心を知っている女の子たちは顔を赤くしながらそんな私と加藤君を見守っていた。




ちょっと気になっていた上級生が卒業して中学校に行ってしまった今、私の小学生最後の冬は加藤君一色で染まっていた。

私自身、中学校に行ってもスキーを続けたいという強い意思がなかったため、この冬を思い出にして卒業したかった。