ラブレター

それから私はいつもより少しドキドキしながら上の空でスタートを切り、確か5~10位くらいに入賞したような気がする。



加藤君が私をワタシだと認識した。
私をあのラブレターの子だと分かった上で見てくれた。
それだけが私には嬉しかった。



私を覚えていてくれた――


加藤君の中にほんの少しだけど、私がいた―――


私を見つけてくれた―――