ラブレター

初めて彼を見た時と同じ―――






大会特有のざわめきをそのままに、
私の周りだけ、一瞬時が止まった―――










加藤君がずっと私を見ている


ヘルメットのおかげで目しか見えていないだろう私の顔を、まっすぐ捉えて離さない瞳






《君だったんだね、あのラブレター…》



加藤君の心の声が聞こえた気がした