ラブレター

たまたまゼッケン番号が呼ばれる場所に加藤君がいた。

彼は何やら会場のコーチと話している様子だった。


ワンピになり、ヘルメットを被りゴーグルをつけた私はスタート場所にいた。
一番スタートにドキドキしながら待つ。

やっぱり大会は緊張するものだ。
ミスをしないか、順位を落とさないか。

加藤君は同じチームの女子にエールを送っている。
「おい、ガンバレよ!こけんなよ!」

そして小学生女子の名前が載っている紙を見て動きを止めた。




私を見た――――









いや、見続けている――――