気づけば、あなたが

留奈は細身の長身で将来はモデルでも、おかしくないくらいだった。



「留奈は部活、どこにするの?」


「うーん・・・実はさぁ
バレー部とバスケ部から誘いがあるんだけど」



さすがに長身は、すぐに注目の的だ。



「・・・で、どうするわけ?」



頭を悩ましながら、
留奈はまだ決めかねていたようだ。


「まあ、色々見た後でも、いいしね」


杏はそう言った。



「そうだよね!
三年間きっちりやりたいから、自分で納得がいって頑張れる部を選ばなきゃね」




本当に留奈は、常に前向きで結構何にでも、ひたむきに夢中になれる人間なんだと思った。



杏も部活への意欲が湧いてきた。