勝ち犬へ



あんたは綺麗だ



あんたの微笑みに

アイツはくぎづけ



あんたのその細い指が

アイツを惑わす



あんたが見つめれば

アイツは息も出来ない



あんたは綺麗さ

周りも輝いてる

あんたのオーラが

自慢してくる




だけど

だけどね

あたしみたいなのもいるって

覚えてて




あんたの尻尾

いつか噛み付いてみせるわ



どうせ負け犬の遠吠え




油断してると

あんたの耳元に

あたしがいること




気づけないかもよ














華々紫