夢の続き~天国へのloveletter~(実話)

『あ〜〜!!楽しかったね!!てか今日土曜日だから人多いんだね』


カラオケで暴れまくって疲れ果てた里沙が言った

『麗奈まだ帰るには時間早いしちょっとナンパスポット行ってみない??いい男いたりして!!』


『はぁ!!!!!ナンパスポット???そんな奴ろくな奴しかいないって!!嫌だよ!!』


里沙のいきなりの誘いに驚いた


ナンパスポットとは週末になると若者達が集まり駅などに車をつけて対面する


気が合えばそこからカラオケに行ったり携帯番号やメアドも交換しあったりするらしい


里沙が突然言い出したのは理由があった


職場の先輩がそのナンパスポットで出会い、結婚し、いい出会いもあると聞かされたからだった



『ねぇ〜行ってみようよ!!ナンパ待ちじゃなくて通るだけ!!見たいよ〜!お願い!!麗奈様』


猫の様に甘えた口調で言う里沙にはかなわなかった


『じゃあ通るだけね』


『やったぁ』


里沙は車の音楽のボリュームをあげ ハイテンションで車を走らせた