夢の続き~天国へのloveletter~(実話)

「美和…」


ずっと頭にあの文字が消えなかった


『麗奈姫?もう起きたの?こっちにおいでょぉ〜』


何も気付いていない卓也がベッドから甘えた口調で麗奈を呼んだ


『う…ん卓也の携帯の音で起きちゃった』


『えっ…携帯?』


卓也は慌てた様子で起き上がり携帯を見た


『あっ…ごめんな…俺馬鹿だからアラーム休みの日も設定したままだったわ』



えっ……

アラーム……

「美和」


って出てたのに


卓也は嘘をついた



何で隠すの?



一体誰なの??






それは卓也のついた優しい嘘だと気付くのは、もっと先のことだった