真樹は立ち上がり、真琴の肩を両手でつかんで何度も「どういうことなんだよ…なあ真琴」と繰り返した。 「どういうことって…そういうことだよ…」 「真琴…なんで…風俗なんだ……なんでだよ」 「マアだって…昔風俗嬢の彼女がいたんだから解ってるんでしょ…それを回りくどい言い方して…」 「……」 「お金が欲しいからに決まってるじゃん……それ以外に理由なんてないよ」 と真琴は大きな目をさらに大きくし…涙をためて真樹を睨んで言った。