その時だった…家族連れらしい女の子の澄んだ声が俺の塞ぎこんでいた耳を刺激したのは…。 「ママ〜こっち来て凄いよ」 「真琴危ないからこっち来なさい」 「は〜い」 ーーそれが真琴だった。 真琴が母親に呼ばれ…向こうに行こうとした時… 俺が振り向き…真琴と目があった。