すると、後ろの席から私の背中をつつく人。
そんなの1人に決まってる。
私は振り返った。
「珍しく遅刻ギリギリできたと思ったら…いいじゃん、今の♪えみ最高♪」
ピースしながら、嬉しそうに笑う鈴。
「なんか自分でもスッキリしちゃった」
おどけてペロッと舌をだした。
それから、授業が始まっても私と鈴は、
コソコソと話してた。
昨日のケンカなんてなかったかのように…いつもと変わらない私達。
時々、目が腫れた2人は顔を見合わせて笑った。
さすがに先生に注意されたけど。
よかった…鈴と仲直りできて。
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