★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★




私は起き上がって…



「鈴に…ヒドいこと…言っちゃったぁ…どうしよ…お兄ちゃぁ~ん(泣)」



お兄ちゃんに泣きついて鈴との事を話した。



お兄ちゃんは、自分より太い妹をそっと抱きしめて背中を撫でてくれた。



「鈴…私のこと…嫌いになったかなっ」


「ばか。鈴チャンと何年一緒にいるんだ?そんなわけないだろ。」


「でもぉ…っ。」



いつまでも泣き虫な私に、お兄ちゃんはまっすぐ私をみて…



「えみ、俺はお前が痩せてても太ってても、可愛い妹だ。それは、鈴チャンも一緒だろ?…鈴チャンは、お前が心配だから、ダイエットなんか反対するんだよ。」


「うん…。」


「…それにな、見た目だけで人を判断する男なんか大した奴じゃねぇ。」


「・・・・」